神楽坂駅前の新築マンション1階に4月12日、イタリアンレストラン「il Campo(イル カンポ)」(新宿区神楽坂6、TEL 03-6457-5595)がオープンした。
店舗面積は12坪。同店が入居するマンションのエントランスはオートロックになっており、来店時には「101号室」を呼び出して入店するのが特徴。「家とは違う空間で家のようにくつろげる店」をコンセプトに、BGMにイタリアのラジオ番組を流し、キッチンと客席の距離が近く自宅のような雰囲気の店内でイタリア料理とイタリアワインを提供する。席数はカウンター6席とテーブル席を合わせた16席。
シェフの関口正人さんは都内やイタリアのレストラン、韓国のホテルなどで14年間イタリア料理に携わってきた経歴を持つ。3年前に当時勤務していたレストランのマネジャー職に就いたころから独立を目指し始め、今回のオープンにこぎ着けた。「イルカンポ」とは「畑」や「広場」などを意味し、おいしい食材が集まる「畑」、たくさんの人が集まる「広場」のような店にしたいという思いから名付けた。
メニューには新潟の農家から直送される旬の食材を使い、10種類以上を盛り合わせた「前菜盛り合わせ」(2人前=1,600円、ハーフサイズ=1,000円)や旬の魚のアクアパッツァ(2,000円~)などの前菜、メーン料理、パスタ料理を提供。常時約6種類を用意するドルチェ(600円)やパンも自家製で、メニューにはないものでも「食べたいものを言っていただければリクエストにも応える」(関口さん)という。
イタリアワインは、3,000円台~4,000円台を中心に約50種類を取りそろえる。客単価は約5,000円。
「ターゲットは20代後半から50代くらいの外での食事に慣れているお客さま。1軒目としてでも2軒目としてでも利用ができる店、『ただいま』と言って入ってきてもらえるような、帰りがけにふらっと寄れるような気軽な店になれば」と話す。
営業時間は18時~深夜。5月末までは無休(GW期間中は要問い合わせ)で、6月以降は日曜定休を予定。