日本ミシュランタイヤ(千代田区富士見1)は9月1日、10月16日に「ミシュランガイド京都・大阪2010」、11月20日に「ミシュランガイド東京2010」日本語版・英語版を刊行すると発表した。
今回が初の刊行となる「ミシュランガイド京都・大阪2010」には、京都・大阪中心部の厳選されたレストランと宿泊施設を掲載。2007年秋から、ミシュランの社員であり、プロフェッショナルな知識をもつ調査員が、京都と大阪のレストランと宿泊施設を匿名で訪れ、一般の顧客と同じ立場で料理とサービスを体験し、評価を行ってきた。
3年目の刊行となる「ミシュランガイド東京2010」も、2009年版に掲載されたレストランとホテルを再度調査。前回、掲載には至らなかった施設、新たに候補に挙がった施設についても調査を行っている。
ミシュランガイドは、料理の評価を一つ星から三つ星の「星」やレストランの快適さを「フォーク/スプーン」、ホテルの快適さを「パビリオン」など、一目でわかるシンボルマークによって示している。「ミシュランガイド京都・大阪2010」では、日本の伝統文化を反映し、ホテルに加えて旅館も掲載。これに伴い、旅館の快適さを示すシンボルマークを新たに採用し、このうち、特に静かな旅館にはマークが付与されるほか、風呂が内風呂か、共同風呂かを示すマークや、美しい日本庭園があることを示すマークも誕生した。旅館が素晴らしい料理を提供している場合には、レストラン同様に星も付与される。
ミシュランガイド総責任者であるジャン=リュック・ナレさんは「ミシュランガイドの役割は、伝統によって磨かれた技や新しい才能を発掘し、優れた宿泊施設・レストランを読者の方々に紹介すること。京都と大阪では2007年秋より2年ほどかけてじっくりと時間をかけて調査を重ね、伝統と新しさが共存する両都市の食文化の魅力をよりよく伝えるガイドブック作りにいそしんできた。東京版では、3年目の経験を生かしつつ、掲載店と新規店の調査を行い、わたしたちが現時点で最高だと考えるセレクションを提供したい」とコメントしている。