「使い切りデジカメ」、初日でほぼ完売-次回は全国展開視野に

発売初日でほぼ完売となった「エコデジモード ウォータープルーフ」

発売初日でほぼ完売となった「エコデジモード ウォータープルーフ」

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 写真ショップチェーン「パレットプラザ」や「55ステーション」を展開するプラザクリエイト(千代田区五番町)が開発し、8月15日から試験的に先行販売を行った使い切りのデジカメ「ECO digi MODE(エコデジモード)」が、発売初日にほぼ完売していたことが分かった。

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 エコデジモードは、本体に液晶画面があり、撮影後に撮影した画像を確認できる使い切りのカメラ。画素数は300万画素で内蔵フラッシュ、オートデート機能を備えている。撮影後10秒以内であれば取り直しも可能で、撮影した画像は本体内に保存され、撮影終了後は本体を同社写真チェーン店舗で回収し、画像のCDへの記録やプリントなどのサービスを提供する。

 今回の販売は全国発売へ向けての試験的な先行発売で、8月15日より関東近郊の「パレットプラザ」「55ステーション」の50店舗で展開。時期を考慮し、水深3メートルまでの防水機能も搭載した「ウオータープルーフ」タイプ3,000台を数量限定で提供した。

 テレビなどのメディアで事前に取り上げられたことなどから初日でほぼ完売となった状況を「予想以上の反響だった」と広報担当者は話す。同社では子どもを持つ30~40代のファミリー層を同商品のメーンターゲットと捉えていたが、パレットプラザ市ヶ谷店では場所柄からかサラリーマンやOLの購入者が多かったといい、「幅広い層の多くの人に夏のレジャーで楽しんでもらえたのでは」(広報担当者)とも。

 同社は、リユース・リサイクルの省資源設計を目指した環境に優しい商品であることを最大の特徴に挙げており、主要部分である2.4インチの液晶モニターは携帯電話などのリユース部品を再利用している。今後は、カメラユニットやフラッシュなどにもリユース部分を使用しさに「エコ比率」を高めることを予定しており、回収後の本体のデータ消去を行う独自のリサイクル工程により本体の再生も行っていくという。

 価格は1,980円(50枚撮り)。プリント価格は1枚37円。同社は来春、購入者から寄せられた改善点を見直した新バージョンの発売を全国で予定している。

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