日本ミシュランタイヤ(千代田区富士見1)は、厳選したレストランとホテルを紹介する「ミシュランガイド東京2009」日本語版・英語版を11月21日に発売すると発表した。
同書は昨年11月22日に発売され話題を呼んだ「ミシュランガイド東京2008」に続き2年目の刊行となる。同社は2009年版に向けて、昨年11月22日の2008年版発行直後から同社社員である専任の調査員たちが、昨年掲載された施設、掲載には至らなかった施設、新たに候補に挙がった施設への調査を行ってきた。
同書は、料理の評価を示す「星(1~3)」やレストランの快適さを示す「フォーク/スプーン(1~5)」、ホテルの快適さを示す「パビリオン(3~5)」など、一目でわかるシンボルマークでも有名。2009年版では、日本の食文化を反映して日本酒の品ぞろえや珍しい銘柄を備えたレストランにつく「興味深い日本酒」マークと、座敷に上がる場合に「靴を脱ぐ」マークを新たに採用するなど新たな試みも。
2009年版では日本の他の都市を対象としたガイドは作成せず、東京版の充実に注力。2008年版では、東京中心部の9つの区(千代田、中央、港、文京、豊島、新宿、渋谷、目黒、品川)にあるレストラン150軒、ホテル28軒を掲載したが、2009年版に向けて調査対象エリアを広げ、「現在セレクションも佳境に入っている」(担当者)という。
価格は2,415円。
2008年版は日本語版27万部、英語版3万部がほぼ完売した。「アジア初」の刊行は高い関心を呼び、2008年版のミシュランガイドの都市版7種類(東京、パリ、ロンドン、ニューヨークシティー、サンフランシスコ&ベイエリア、ロサンゼルス、ラスベガス)の中で最多販売部数を記録。同社では今年、アジアで東京に続き「香港・マカオ」版の発売を予定している。