ラーメン店「ハレ&ケ」(千代田区九段南3)が11月10日、九段南にオープンした。店舗面積は約30坪。席数は23席。
店主の脇川祥生さんは新潟出身。新潟のラーメン店「三宝亭」で経験を積み、新潟各地の特色あるラーメン文化を東京でも伝えたいと店を構えた。店名は、特別な日のような食事体験を日常的に楽しんでもらうという思いを込めたもの。脇川さんは「ラーメンをごちそうとして味わってもらいたい。晴れの日のような体験を、日常的に楽しんでもらえたら」と話す。
看板メニューは、鶏と豚のスープにしょうがと濃い口しょうゆベースの元祖スタイルに、燕三条系背脂ラーメンの要素を組み合わせた「長岡生姜(しょうが)醤油(しょうゆ)らーめん」(980円)と、三条のカレーラーメンと、新潟で近年人気となったマーボー麺を掛け合わせた「カレー麻婆(マーボー)麺」(1,050円)。麺は新潟の製麺所から仕入れ、チャーシューは国産豚肩ロースを使ったレアチャーシューを添える。脇川さんは「新潟では各地を代表するラーメン文化が活発で、数も年々増えている。都内でもその多様性を楽しんでもらいたい」と話す。ラーメンに加えて、新潟県産コシヒカリと旬の小鉢3種が付いた「ハレのセット」も注文できるという。
夜はラーメンダイニングとしても営業し、日本酒やつまみを提供する。夜の限定ラーメンメニューとして「笹川流れの汐ラーメン」(1,100円)を用意。「新潟で作られる笹川流れの塩は、うまみや甘みも深い」とも。その他の単品メニューには「栃尾の油揚げ」(550円)、「よだれ鶏」(650円)などがある。
営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~23時。土曜・日曜・祝日は11時~23時。