
抹茶と発酵をテーマにしたテイクアウト専門カフェ「MATCHA&(抹茶アンド)」(新宿区四谷2)が9月17日、四谷にオープンした。
店主の坂野充学さんはアーティストや映像ディレクターの顔も持つ。自身の出身地でもある金沢でアートホテル「ARTS & STAY(アーツ・アンド・ステイ)」の立ち上げや、発酵と絵画をテーマにしたみそ汁ブランド「MISONOMI(ミソノミ)」などを展開してきた。坂野さんは「コロナ禍を経て、日常の中で人の身体や心に溶け込むような体験を提供できるものとして食を選んだ。業界の垣根を越えた創作の一部として捉えている」と話す。
同ブランドの展開は昨年から。店名は「日本らしい要素である『抹茶』と『発酵文化』を融合させ、伝統と革新を新しい付加価値の創造にチャレンジしたい」との思いから。東京・清澄白河やロンドンで、カフェやオンラインストアを展開してきたという。四谷店では新しいメニューにも取り組む。
店舗は「和モダン」なデザインで、カウンター越しに茶こしでたてる抹茶の様子を眺めながら楽しむことができる。店頭では抹茶パウダーも販売する。
看板メニューは、宇治抹茶にサトウキビ糖をブレンドした「抹茶ラテ」(650円)、宇治抹茶に白みそとサトウキビ糖をブレンドした「味噌(みそ)抹茶ラテ」、宇治抹茶と大吟醸の酒かすをブレンドした「甘酒抹茶ラテ」(以上750円)など。そのほか、野菜だしを使った洋風みそスープ(500円~)なども提供する。「みそ抹茶ラテは、香り高い抹茶と白みその自然な甘さの絶妙なバランス。試行錯誤のうえ完成させた。一度味わっていただければそのおいしさや魅力に気づいていただける。ぜひ試してもらいたい」と話す。
営業時間は12時~17時。土曜・日曜・祝日定休。