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九段南にカフェバー「成」 和の要素取り入れ、店主ゆかりの鶏飯も

「成」店主の吉田成儀さん

「成」店主の吉田成儀さん

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 カフェバー「成(なる)」(千代田区九段南3)が8月14日、九段南にオープンした。

「成」のカフェラテ

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 店主の吉田成儀さんはアパレル商社を退職後、東長崎のカフェ「MIA MIA(マイアマイア)」に4年間勤務し、店長も務めた経験を持つ。「以前からコーヒーやカフェ巡りが好きで、いつか自分の店を持ちたいと考えていた。市谷は、これまでの人生で縁のある場所。この街になじみ、市谷エリアの皆さんと歩んでいければ」と吉田さん。

 店舗面積は約9坪。席数は20席。内装には和の要素を取り入れ、オリジナルの法被などのグッズも展示・販売する。「日本らしさを伝えたいと考え、店作りは細部まで思いを込めた。ホッと落ち着ける和の要素を取り入れ、誰でも気軽に立ち寄れるような場所を目指した」と話す。

 カフェメニューは「ラテ」(750円)、「エスプレッソトニック」(850円)など。コーヒー豆は「KOFFEE MAMEYA(コーヒー マメヤ)」のオリジナルブレンドを仕入れる。「深いりで、しっかりとしたボディ感や安定感のある香りを楽しんでもらえるはず」とも。吉田さんが九州出身ということから、小鹿田焼(おんたやき)の器も採用した。

 フードも、大分・吉野地方の郷土料理である「大分吉野鶏めし」(380円)を用意する。「母の生まれが大分ということもあり、私も幼少期から鶏飯が好物だった。大分の米のおいしさや魅力を知ってほしい。日本らしさを伝えるという当店のコンセプトにもつながっている」と吉田さん。そのほか、「バナナブレッド」(480円)などもそろえる。器には小鹿田焼(おんたやき)を使う。

 アルコールは「ビール」(1,000円)など。ボトルワインなどもラインアップする。「幅広いニーズに応えるため、バーの要素も持たせた。今後はフードもさらに充実させていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は、月曜~水曜=8時~16時。金曜~日曜=11時~22時。木曜定休。

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