
市谷のDNPプラザ(新宿区市谷田町1)で現在、「見かたを変える、ふしぎな恐竜展」が開催されている。
同展は、2023年に開催した企画展をきっかけに生まれた共創パートナーとの取り組みを紹介する体験型の恐竜展。企画を担当する宮澤悠大さんは「日本で9人しかいない」という恐竜検定1級(福井県主催)保持者。恐竜好きが高じて副業で恐竜コンサルタントとしても活動する。宮澤さんは「前回の展示をきっかけに生まれた、さまざまな方とのコラボレーションにより、さらにパワーアップした内容になった。引き続き、子どもたちに恐竜を通じて新しい発見を伝えたい」と意気込む。
今年4月に国内初の恐竜学部を開設した福井県立大学との連携も実現した。来場者は、自分だけの恐竜展をバーチャル上で作れる「VR恐竜展システム」や、学部の取り組みを知ることができる「恐竜学部まる見えキューブ」を体験できる。いずれも福井県立恐竜博物館でも導入されているコンテンツ。
恐竜飼育漫画「ディノサン」(新潮社)とのコラボも継続して行う。DNP独自のアニメーション制作手法「ライトアニメ」を用いてディノサン絵本「きょうりゅうえんへいこう」を上映するほか、作品の世界観を体験するコーナーを設けた。
前回の展示から共創が実現したというTCA東京ECO動物海洋専門学校に展示されている、全長12メートルのアクロカントサウルスの全身骨格標本も3Dスキャンし、360度ビューアーやホログラム、AR展示で紹介する。展示パネルや恐竜の解説文は同校生が制作した。
関連イベントとして、ディノサン絵本ワークショップ、(21日)、ペーパークラフトとVRを組み合わせた「自分たちだけの恐竜展を作ってみよう!」ワークショップ(22日)を予定する。
営業時間は10時~20時。日曜定休。各イベントの予約はDNPプラザの公式サイトで受け付ける。8月30日まで。