
大妻女子大学千代田キャンパス(千代田区三番町)で8月9日、「大妻夏休み講座2025」が開講される。
同イベントは昨年度まで「夏休み小学生講座」として開いてきたが、本年度からは対象を未就学児から社会人までに広げ、講座のバリエーションも拡大。「地域と大学のつながりをより深め、世代を超えた学びの場を提供したい」という思いの下、名称も新たにリニューアルした。
当日は、同大専任教員による講座17本をはじめ、課外活動団体による体験型プログラム、地域連携イベントなど多彩な内容を用意する。講座では、「昆虫標本教室」「工作なんでも相談室」「読書感想文の書き方講座」など、夏休みの自由研究にも役立つ内容をそろえるほか、SDGsや食育、自然現象をテーマにした講座も展開する。
課外活動団体からは、管弦楽団、合唱団、裏千家茶道部「和ちょぼ」が参加。実演や体験を通して、学生たちの活動の魅力を来場者に伝える。茶道体験では、実際にお点前(てまえ)を体験できるほか、茶道の所作や心構えに触れる機会を提供する。
そのほか、近隣の駐日チュニジア共和国大使館による文化紹介ブースやJALスカイによる「航空教室」も開講し、国際交流や空の仕事について学ぶ企画も用意する。
併せて、小学生の保護者を対象とした「お譲り交換会」(不要になった服や玩具などの持ち寄り交換会)や、千代田区の環境施策「ちよエコヒーロー宣言」の啓発イベントも同日開催し、地域ぐるみでの交流の場にもする考え。
開講時間は10時~15時。参加無料(茶道体験のみ一部有料)。詳細なタイムテーブルや申し込み方法は同大サイトで確認できる。