
「居酒屋 うおいだ 神楽坂」(新宿区神楽坂3、TEL 03-6265-0089)が神楽坂にオープンして、7月23日で2カ月がたった。経営は、創業50年を迎えたラーメン店「大王ラーメン」を手がける鴨田商事(文京区関口1)。居酒屋業態は初の挑戦。
店主は鴨田雅之(まさじ)さん。初代から引き継いだラーメン業に携わる中で、「いつか居酒屋も出したい」という思いが募り、「店を出すなら、もともと好きだった神楽坂で」と開業を決意した。店名の「うおいだ」は「大王」を逆さに読んだもの。
店舗は2階に位置し、築73年の古民家をリノベーションした。店舗面積は約15坪、席数は、カウンター=13席、テーブル=12席。屋根や梁(はり)などの趣ある建築部分を残しながら、現代の居酒屋としての機能性を加えた。「屋根の雰囲気がとても良く、どうしても残したかった」と鴨田さん。屋根裏を生かした2人用の「隠れ家席」も用意する。内装に遊び心も加え、「店内の至る所に小さな発見を用意した」とも。
料理は魚料理や肉料理、揚げ物など「ジャンルにとらわれない」メニューを用意する。「刺し身盛り合わせ」(1,480円)は特に人気で、「まずはこれを食べてほしい」と鴨田さん。ほかにも、厚切りの大根と牛タンをじっくり煮込んだ「ベロ大根」(1,480円)、伊達鶏を香ばしく焼き上げた「伊達鶏のもも焼き」(980円)、「スルメイカの肝焼き」(980円)、「エビだけ春巻き」(880円)、「ハムエッグカツ」(480円)など。「普段使いできる価格帯で、しっかりとおいしいものを提供したい。さまざまな用途で使えるように、ボリューム感のあるコース料理も始めた。ぜひ気軽に足を運んでもらえれば」と話す。4人以上のグループ利用向けに、飲み放題付きのコース(6品=6,000円、7品=7,000円)も用意する。
ドリンクは、ビールやサワーなどのほか、日本各地の日本酒(グラス=600円~)約20種類を常時そろえる。「時期によっては珍しい銘柄なども用意する。料理や酒だけでなく、ベテランの料理人やスタッフが、にぎやかで温かい雰囲気作りを心がける。ぜひ足を運んでいただければ」と来店を促す。
営業時間は17時30分~23時30分。水曜と第2・4火曜定休。