
家政学院大学・千代田三番町キャンパス(千代田区三番町)で7月から10月にかけて、一般も受講できる公開講座が今年も開催される。講座は「人間栄養学部 人間栄養学科」「現代生活学部 現代家政学科」の2学部で構成する。
毎年恒例の講座である「食品と加工の講座-味噌(みそ)造り・肉類の加工」は、6月14日と9月6日に開講。伝統的なみそ造りとともに、実際にポークソーセージを手作りする体験型の内容で、毎年早々と定員が埋まるという。
7月12日には「脳の不思議:われわれが感じている世界は本当に現実なのか?」をテーマに開講。感覚や認知、脳の仕組みに関心がある人に向けて、現実を問い直すという。
8月3日には、日本の伝統調味料であるしょうゆを使ったスイーツ作りに挑戦する「簡単スイーツを作ろう!」を開催。異なるしょうゆの種類を学び、発酵文化と洋菓子の組み合わせを体験する。同26日には江戸時代の料理を実際に再現して味わう講座も用意。食材や調理法を通して、当時の人々の暮らしや知恵に触れることができるという。
9月27日・10月4日には、配色の考え方を活用する「色のイメージを活用したアクセサリー」の講座を用意。日本の伝統的な工芸品の一つである組みひもの基礎的な知識と作り方も学べるという。
担当者は「みそ造りと肉類の加工は毎年恒例の人気講座。そのほかの講座も、毎年異なるテーマを設定し、熟考の末に内容を構成している。大学の知を地域と共有しながら、日々の生活にも役立ててもらえたら」と話す。
各講座は事前申し込みが必要で、定員に達し次第締め切る。申し込み方法は同大公式サイトで確認できる。