
一口サイズのクロワッサン菓子専門店「ベビクロ」(新宿区神楽坂5)が1月31日、神楽坂にオープンした。経営はリアルパートナーズ(千代田区六番町)。
コワーキングスペース事業などを展開する同社。昨年、「多くの人に親しまれるブランドを作りたい」とオリジナルのスイーツを開発し、江戸川橋や上野にテイクアウト専門店を展開してきた。神楽坂店は、初のカフェ業態となる。営業本部の中野輝一さんは「これまでテイクアウトのみの店を展開していたが、つくば商事との縁もあり、このエリアにカフェとしてベビクロを展開できた。地域に根付く店として、皆さんに親しんでもらえれば」と意気込む。
店舗は、本社ビルの竣工に伴い移転した不動産店「つくば商事」(神楽坂5)跡。看板につくば商事の名前も掲げる通り、1階では近隣の不動産情報などを継続して掲出するという。「物件情報を掲出していることに興味を持っていただくお客さまも多い。気になる物件があれば、すぐ近くのつくば商事へ案内することもできる。地域密着型の店として、他にはない形で皆さんの生活に寄り添う店になれれば」とも。
店舗は1階の会計スペースと2階のカフェスペースから成る。2階の席数は18席。ブランドカラーの赤を基調とし、オリジナルキャラクター「ひよこ男爵」の絵なども飾る。
看板商品の「ベビクロ」は、クロワッサンのデニッシュ生地をベースに「軽い食感に仕上げた」という。種類はプレーン(3個300円)のほか、「ダブルチョコレート」「あんバター」「メイプルチェダー」(以上230円)、「ピスタチオ」「トリュフ」「ベビフランク」(以上250円)など10種類以上を用意。プレーンのみ購入個数を選べるほか、4種類の味が選べる「アソート4」(800円)などもメニューに加えた。
イートインメニューには、「べビクロサンド」(600円)や「オムライス」(850円)などの食事メニューを用意。中野さんは「サクサクとした生地と、フィリングとのバランスを考えて試行錯誤を重ね、納得のいくべビクロに仕上がった。甘くないべビクロの種類も増やしたことで、おやつだけでなく、朝食に選ぶ方も増えた。より一層、世代やシーンを問わない店になったのでは。これからも独自の価値提供を続けていければ」と話す。
営業時間は10時~20時。