千代田区は6月5日、同区が主催し今年で5回目となる「さくら写真コンクール」の審査結果を発表した。
今年の応募作品数は662点で、日本写真家協会専務理事の松本徳彦さんと、東京ビジュアルアーツ学校長の中嶋好仁さんにより、グランプリ1点、区長賞1点、準グランプリ2点など合計52点の入賞・入選作品の選定を行った。
グランプリは、豊島区在住の伊藤晃さんの「オアシス」で、皇居の夜桜を中心に手前に千鳥ケ淵、奥に都心のビル群という作品。審査員講評は以下の通り。
「斬新なカメラアングル。大都会のオアシスが浮き彫りになったようで素晴らしい。撮影時間帯がよく、千鳥ケ淵のボートと遠景のビル街とのマッチングがグランプリにふさわしい作品となっている。まるでジオラマを見ているような不思議な写真です。まさにタイトルのように都会の中の自然が表現されています。超広角レンズの表現方法を熟知している写真技術と感性がマッチした素晴らしい作品です。」
同コンクールは、「千代田の桜」をモチーフにした作品が条件で、応募については誰でも参加が可能。
入賞・入選作品は6月10日~6月16日まで、同区役所1階の区民ホールにて展示を行う。
同コンクール「区長賞」作品(関連画像)同コンクール「準グランプリ(1)」作品(関連画像)同コンクール「準グランプリ(2)」作品(関連画像)千鳥ケ淵、桜のライトアップに長蛇の列-最大1時間半待ちも(市ケ谷経済新聞)千代田区