文化放送(港区)の本社社屋跡地に建設中だった賃貸マンション「ランテンヌ四谷」(新宿区若葉1)が4月30日、竣工した。
マンションは地上7階地下1階で、総戸数は62戸。占有面積は12.32坪~49.23坪。全室賃貸で、月額賃貸料は186,000円~950,000円。
1951年(昭和26年)に建てられ、キリスト教の聖パウロ修道会を母体とする同社屋は、ステンドグラス風の装飾が施されるなど独特の雰囲気を持ち、周辺地域からも親しまれていたが、社屋の老朽化や地震対策、放送のデジタル化進展に伴う設備整備などを理由に港区へ本社を移転。
正面玄関の装飾の一部を新マンションの外壁として「再利用」することが決まっていたが、50年以上経過しているため劣化が激しく計画を断念。エントランス前に「文化放送発祥の地」を記したガラスのモニュメントを設置し、1階ロビーの一角に記念品を展示するスペースを設けた。
同社の担当者は「文化放送発祥地の資産として所有していく」と話す。
エントランス前の記念碑(関連画像)惜しまれた旧・文化放送社屋、装飾の一部が新マンションの外壁に(市ケ谷経済新聞)ジェットストリーム初代機長「城達也」さん、13回目の命日(市ケ谷経済新聞)東京おもちゃ美術館、完成まで1カ月-「一口館長」は700人超に(市ケ谷経済新聞)ランテンヌ四谷