2016年度卒業生を対象とした採用広報活動解禁日となった3月1日、法政大学市ヶ谷キャンパスでは大手企業23社による説明会が行われた。
参加した企業は、東宝、三井住友信託銀行、山崎製パン、大塚製薬、丸紅、アサヒビール、日本郵政グループ、積水ハウス、日本生命保険、沖電気工業、ジェイティービー、三菱東京UFJ銀行、明治グループ、丸井グループ、ソフトバンクグループ、損害保険ジャパン日本興亜、小田急電鉄、日本たばこ産業、みずほフィナンシャルグループ、ベネッセコーポレーション、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、LIXIL、ロッテの23社。
今年から学生の採用活動が3カ月遅くなることについて採用担当者は、「経団連の指針を守る企業と守らない企業があり、守る企業側と学生が混乱している」と話す。「学生には取りつくろった自分ではなく、ありのままを見せてほしい。面接等の選考が夏から始まることから、体調管理や暑さへの対策も大切」とも。
学生からは、「(4年生の)先輩が卒業してしまうので就職活動について気軽に聞ける人がいない」「昨年の夏のインターンから、採用までの期間が長くなり、かえって学業に支障が出ている」など、例年との違いに不安を見せる声も。
16年度の新卒採用スケジュールは、3月1日から広報活動がスタートし、面接などの選考活動は8月1日から、という短期集中型となっている。