神楽坂通りから一本入った神楽小路のさらに奥にある飲食店街・みちくさ横丁に2月24日、「中華蕎麦(そば) きみの」(新宿区神楽坂1、TEL 03-6755-6942)がオープンした。店舗面積は4.5坪。席数はカウンター席のみの8席。
新橋「大勝軒」で修業を積んだ店主の三浦洋さんが開いた同店。独立を目指し修業を積む中でたどり着いたという同店の中華そばは、化学調味料を使わないあっさりとした飽きのこない昔ながらの中華そば。大山地鶏をベースに、野菜、かつお節・煮干しなどの魚介、昆布、シイタケなどで仕上げたスープに、三浦さんの故郷である宮城県のしょうゆを使った「しょうゆ味」、4種類の塩を合わせた「塩味」の2種類を提供する。
メニューは、麺類=「しょうゆ」「塩」(750円、少なめは650円)、飯類=「ご飯(穀米)」(180円)、「焼豚飯」、店名でもある三浦さんの祖母・きみのさんのレシピで作った「炊き込み飯」と「ちーず飯」「おりーぶ飯」の3種類をローテーションで提供する「日替わりご飯」(以上280円)、生ビール(小290円、中390円、大490円)など。卓上にはスダチのしぼり汁や「伊達の旨塩」、七味トウガラシなどの調味料をそろえる。
三浦さんと共に同店を立ち上げた佐川正子さんは「近隣のビジネスマンはもちろん、女性やご年配の方、今までラーメンをあまり食べなかった方にも召し上がっていただきたい」と話し、量の「少なめ」の設定や清潔感のある店づくりにもこだわった。
「過去に神楽坂で仕事をしていた時期があり、その時から居心地のいい街だと思っていた。物件を探す中で神楽坂に店を開きたいという思いが強くなった」と佐川さん。「現状に満足することなく、一人でも多くの方にお越しいただければ」と笑顔を見せる。
営業時間は、昼=11時30分~15時、夜=18時~。