神楽坂通り沿いに1月6日、カフェ「caqui(カキ)」(新宿区神楽坂3、TEL 03-5228-6750)がオープンした。店舗面積は約14坪。席数は18席。
飯田橋のスペイン料理店「エルカミーノ」でサービスを担当する泉英之さんと生花店で勤務していた妻の浩子さん、英之さんの小学校時代からの友人でレコード店を営んでいた庄内さんの3人が、「それぞれの得意分野を生かして何かやろう」と開いた同店。ジャンルをカフェとしながらもスペインバルとしての機能を持たせ、コーヒーやスイーツのほか、夜にはアルコールやフード類も提供する。
カフェメニューは、コーヒー、紅茶、オレンジジュース、コーラ、ジンジャーエール(以上500円)、カフェオレ(600円)、クレームブリュレなどの本日のスイーツ(300円)。17時ごろから提供するアルコールメニューは、リベイロ産ワイン(白=450円、赤=500円)、ハードシードル(300円)、ハートランド生ビール、日本酒、焼酎、梅酒、カクテル(以上500円)。フードメニューとして、「生ハム」(1,200円)、「青魚のコンフィ」(600円)、「タコの冷製 ゼリー寄せ」(800円)、「ミートパイ」(650円)、煮込み料理など10種類ほどを用意する。
40年続いた喫茶店「珈琲美学」跡を改装した店内は、白い壁と木目調のインテリアを基調に、随所に植物を配置。カウンターや椅子、テーブルなどの一部に珈琲美学のものを残した。「スペインのバルはお酒を楽しむだけの場所ではなく、水だけ、菓子だけを買いに来てもいい場所」と泉さん。店名はスペイン語、ポルトガル語で「柿」を意味し、発音も日本語と同じ「カキ」。「(スペインバルのように)ある意味何でもありの店ということで名付けた。ゆくゆくは生活雑貨などの物販も行いたい」と話す。
「昼は地元の人にフラッと、夜はどこかに行く前、行った後に寄っていただき少しつまんで飲んだりしていただければ。根底にあるスペインバルのように街の社交場のような存在が理想。街の人たちの生活の一部になれれば」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~24時。水曜定休。