法政大学市ヶ谷キャンパス(千代田区富士見2)で9月21日、ロンドンオリンピックの重量挙げ女子48キロ級で日本女子重量挙げとして初となる銀メダルを獲得した三宅宏実選手の五輪報告会が開催された。
2008年に同大学キャリアデザイン学部を卒業した三宅選手は、7月28日に行われた競技でスナッチ87キロ、ジャーク110キロを挙げ、トータル197キロで銀メダルを獲得。日本新記録をマークした。コーチを務める父・義行さんも1968(昭和43)年に同大経営学部を卒業。同年開催されたメキシコシティオリンピックで銅メダルを獲得しており、今回、親子でのメダル獲得となった。
三宅選手は銀メダルを手に増田壽男総長を表敬訪問した後、キャンパス中央広場での報告会に出席。「皆さんの声援のおかげで念願のメダルを獲得することができた。良い報告をできたことを心からうれしく思っています」とあいさつすると、会場からは大きな拍手が送られた。
会場となった広場には、メダリストを一目見ようと多くの学生らが集まり、ギャラリーからの声援に三宅選手が手を振って応える一幕も。応援団の先導により全員で校歌を斉唱し、会を締めくくった。