6月末での閉店が決まっている四谷荒木町の人気居酒屋「やまちゃん」(新宿区荒木町)が5月28日より、「立ち飲みやまちゃん」として「さよなら飲み放題祭り」を行っている。
「立ち飲みやまちゃん」は、東日本大震災後のガソリン不足や物流の乱れなどの影響を受けての暫定的な営業スタイルとして始めたもの。椅子をはじめ、暖房、氷、ビール、料理の提供はなく、日本酒のみの提供であったにもかかわらず、予約無しで人気の店に来店できることから、大勢の人が詰めかけた。
料理人であり築地市場での勤務経験も持つ店主の山上博三さんが2009年にオープンした同店は、その日築地で仕入れた新鮮な魚介を使ったおまかせ料理と日本酒を飲み放題で提供。オープン時よりその味と価格が評判を呼び、半年先、1年先まで予約が取れない人気店となったが、今回、山上さんの妻の仕事の都合により閉店することに。夫妻は今秋より2年間、イタリアで生活する。
閉店前最後となる今回のイベントでは、これまでの「立ち飲みやまちゃん」同様、椅子や料理などの提供はなく、日本酒30種以上が時間無制限の飲み放題となる。料金は3,150円。開催期間は、パート1=5月28日~6月5日、パート2=6月18日~同30日(日曜は休み)。
同店は7月以降、山上さんと同じく築地市場の仲卸での勤務経験のある新オーナー・小田島純幸さんが引き継ぐことが決まっている。小田島さんは現在、引き継ぎも兼ねて山上さんと共に店に立っており、6月6日~16日には小田島さんによる「お披露目飲み放題祭り」を開催する。
営業時間は17時~22時。