
千代田女学園(千代田区四番町)の大講堂で5月29日、和楽器のオーケストラ「むつのを」による「第1回 番町 和ライブ・チャリティーコンサート」が開催される。
プロの演奏家により1989年に結成された「むつのを」は、東京芸術大学・正派音楽院・NHK邦楽技術者育成会の卒業生を中心として、流派やジャンルを超えた演奏家によって構成された和楽器オーケストラ。古典曲からポップス・ジャズ・クラシックなど幅広いジャンルを演奏する多彩なレパートリーを持つ。東日本大震災の被災者を応援するため、今回のコンサートを企画した。
演奏には、箏や三味線、胡弓(こきゅう)、十七弦、尺八を使用し、日本の民謡、世界の民謡のほか、「G線上のアリア」などのクラシック音楽、「さんぽ」「君をのせて」などスタジオジブリ作品の楽曲、コブクロや森山直太朗さんなどのJ-POPまでさまざまな曲の演奏を予定。箏の体験コーナーも用意する。
「若い世代の方は和楽器に堅いイメージを持たれているかもしれないが、今回、クラシックやJ-POPなども演奏するので身近に感じていただけると思う」と運営事務局の北尾顕子さん。「いろいろな世代の方に足を運んでいただければ」と来場を呼び掛ける。
当日は、都内で避難生活を送る被災者も招待する予定で、「東京に住んでいる方も被災者の方も、みんなで元気になれれば」と話す。
開催時間は13時30分~15時。入場無料。会場で募金への協力を呼び掛ける。