JR東日本グループ・日本ホテル(豊島区)は5月15日より、運営するホテルメトロポリタン エドモント(千代田区飯田橋)で東日本大震災の被災地域や東北各県の食材を使った料理や地酒などを提供する「食の応援プロジェクト」を実施する。
さまざまな復興・応援策を展開する同グループ。その一環として、東京地区の3つのメトロポリタンホテルズで「日本を元気に」を合言葉に、食を通じた復興支援活動に取り組む。
第1弾となる今回は、「岩手・青森」を中心とする東北各県の食材を使った料理や地酒を提供する。同ホテル内の日本料理「平川」で提供する特別メニューは、「日本を元気に」東北ランチ・日替わりセット(3,000円)、「日本を元気に」東北ディナー・特別会席(1万2,000円)、「日本を元気に」東北地酒(1合=1,250円~、4合瓶=4,800円~)。対象メニュー料金の5%を義援金として日本赤十字社に寄付する。
同ホテルはこれまでも、東北地方など各県の自然や伝統などの魅力を首都圏在住者にアピールし、各地域への観光需要等を喚起することを目的に、各県をテーマにした「食のフェア」をレストランで開いてきた。販売促進課の中沢さとみさんは「今回のプロジェクトは、安心安全ではあるが流通が滞っている食材や地酒などを積極的に仕入れて販売することで復興の一助となればと思っている」と話す。現在販売中の義援金付き宿泊プランのほか、チャリティーイベントの開催など、さまざまな形で復興支援に取り組んでいくという。
第1弾の特別メニューの提供は6月30日まで。7月以降も引き続き、宮城県など東日本エリアの地域の食材を使ったメニューを提供していく。