JR飯田橋駅直結ビル「飯田橋セントラルプラザ」の18階・19階の「東京セントラルユースホステル」(新宿区神楽河岸1)が4月1日、リニューアルオープンする。経営は日本ユースホステル協会(千代田区)。
他のホテルとは異なり、多国籍の宿泊者同士の交流を特徴としているユースホステル。同ホステルでは、ロビーにコーヒー・紅茶などの無料サービスを行い、人が集まりやすい空間を演出し、フリーのWiFiスポットも完備する。日本伝統の遊び道具を置き、ボランティアを募り観光案内なども実施。外国人を対象とした折り紙教室や地元の人を対象とした歌声喫茶、「旅行のすすめ」などの講座も開講を予定している。
19階の食堂では、ビュッフェ形式の朝食を1人500円で提供。「国際的な施設であるがゆえに、アレルギーや宗教上の問題などもある。これをクリアできるよう朝食、夕食ともバイキングスタイルに変更した」と同ホテル開設準備室・室長の菊地健之さん。東京の新たなシンボル「東京スカイツリー」へ約30分というアクセスの良さの加え、天気の良い日には部屋から富士山や新宿の夜景を楽しむことができるという。
全フロアの面積520.6坪、宿泊定員158人。「現在都内にあるユースホステルは、多いところでも定員40人となっており、宿泊定員は都内最大規模」(菊地さん)。部屋数は33室で3人室から10人室まで洋室、和室ともに用意する。最低でも1日100人の集客と、40万円の売り上げを見込む。
「地元の方には昼間の講座に参加していただき、ユースホステルという世界的な宿泊施設について知っていただければと思う。参加料金も数100円程度を考えている」と菊地さん。「神楽坂の方たちと提携し、日曜日の午前中に外国の方を案内するようなものなどを考案中」とも。
利用料金は、一般(高校生以上)=3,960円、ユースホステル会員=3,360円、子ども(4歳~中学生)=2,800円、幼児=無料(保護者とベッドを共用の場合)。チェックイン=15時~23時、チェックアウト=6時~10時。