予約が取れないことでも知られる四谷荒木町の居酒屋「やまちゃん」(新宿区荒木町、TEL 03-6457-7866)が現在、「立ち飲みやまちゃん」として営業している。
「立ち飲みやまちゃん」は、東日本大震災によるガソリン不足や物流の乱れなどの影響を受けての暫定的な営業体制で、予約無しでの来店が可能。椅子をはじめ、暖房、氷、ビール、料理の提供はなく、同店の売りである日本酒のみを提供する。
約30種類を取りそろえる日本酒はすべて1杯(約100cc)400円。1杯ごとのキャッシュオンデリバリー方式で、400円のうち50円を募金に充てる。3月17日から同システムでの営業を行っており、先週末までの義援金1万7,650円は22日、日本赤十字社に送った。
3連休明けのこの日は、10人ほどを収容できるカウンターの周りに入れ替わり立ち替わり多くの人が集まり、各自が持ち寄ったつまみや総菜などをシェアする光景も。「やまちゃん」こと店主の山上博三さんは「ブログのみの告知だったので、ご来店いただいたことがあり、ブログをご覧いただいているお客さまが多い」と話し、週末の19日には大勢の常連客らが詰めかけ160杯が出たという。「今回の募金の形は今後も続けていきたい」とも。
営業時間は17時~22時。「立ち飲みやまちゃん」としての営業は3月26日までを予定している。