飯田橋に会員制ワークスペース 「世界一集中できる環境」目指す

飯田橋に会員制ワークスペース「Think Lab(シンク・ラボ)」がオープン(写真=鳥居をイメージしたエントランス)

飯田橋に会員制ワークスペース「Think Lab(シンク・ラボ)」がオープン(写真=鳥居をイメージしたエントランス)

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 アイウエアブランド「JINS(ジンズ)」を手掛けるジンズ(千代田区富士見2)が12月1日、「世界一集中できる環境」をコンセプトとした会員制ワークスペース「Think Lab(シンク・ラボ)」を同社が入居する飯田橋グラン・ブルーム29階にオープンした。

参道のようなアプローチ

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 同社は2015年、集中力を計測できるアイウエア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」を発売。社員が実際に職場で計測してみたところ、実はあまり集中できていないことが分かったことから今回のプロジェクトがスタートしたという。「知の探索」を目的としたコミュニケーション重視のシェアオフィスが増えている中、「知の深化」のためのワークスペースも必要という考えの下、予防医学研究者・石川善樹さんを監修に迎え、人の集中状態に必要な要素を研究。「科学的根拠に基づき集中に最適な環境を提供することで、自分に向き合い、より質の高い時間を生み出す働き方を提案する」という。

 建築家・藤本壮介さんが監修した空間は、神社仏閣の構造を参考にしたもの。鳥居をイメージしたエントランスを抜けると、参道のような20メートルほどの暗いアプローチを歩く。その先に広がるスペースに、リラックス効果があるという豊富なグリーンに囲まれた162席を配置。全て窓に向かって同じ向きに配置した席は、収束思考から発散思考まで、思考によって使い分ける3種類の姿勢パターンに合わせたデスクや椅子を配備する。

 緑視率、光マネジメント、音楽、椅子、飲食、ジムの6つの要素をワークスペースのインフラとして導入。パートナー企業の岡村製作所やコクヨ、プラスが集中力を高める機能を意識した椅子やオフィス家具を提供しているほか、森永製菓やサッポロビールが飲食物をサポート。エアウィーヴの寝具アイテムを常備し、セントラルスポーツが運動プログラムを計画するなど、18社が同プロジェクトに協力している。

 料金は、定額プラン(月額7万円)と必要に応じて利用できるチケットプラン(5回=3万5,000円、10回=5万円)。ミーティングルーム(30分1,500円~)や個室集中スペース(1時間1000円)なども用意する。

 営業時間は、平日=7時~23時(有人受け付けは9時~)、土曜・日曜・祝日=9時~18時。

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