新宿縄文人の人骨発見から2年余り、一般公開へ-新宿歴史博物館

出土した人骨を元に再現された縄文人の顔

出土した人骨を元に再現された縄文人の顔

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 新宿歴史博物館(新宿区三栄町)は現在、特別展「新宿に縄文人現る-市谷加賀町二丁目遺跡の発見-」を行っている。

(関連画像)住居跡より手足を伸ばした状態で発見された「12号人骨」

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 2012年11月に市谷加賀町2丁目のマンション建設工事に伴う発掘調査の過程で発見された人骨。出土当初は江戸時代、もしくはそれ以降の人骨と考えられ、牛込警察署による現場検証なども行われた。その後の発掘で、縄文土器片などが見つかり、あらためて国立科学博物館が調査したところ、縄文時代の人骨であることが判明したという。

 同企画展では同所(市谷加賀町二丁目遺跡)から発掘された縄文時代の人骨の全身骨格を初公開するとともに、生前の顔の復元像、発掘された土器や石器を展示。また、最新の科学分析により明らかとなった食生活やDNA分析から見た系統などを紹介し、新宿縄文人のルーツとその人物像に迫る。

 3月29日には国立科学博物館人類研究部長・篠田謙一さんによる特別講演会「新宿縄文人のDNAが語ること」(要予約)、会期中毎週土曜には担当学芸員によるギャラリートークも行う。

 観覧料は一般300円(常設展観覧券付き)、高校生以下無料。第2・4月曜休館(祝日の場合は翌日)。5月6日まで。

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