日本カメラ博物館に隣接するJCIIフォトサロン(千代田区一番町25、TEL 03-3261-0300)で10月2日より、水谷章人作品展「極限の形象」が開催される。
水谷さんは1940年長野県に生まれで、スキー、スポーツ専門のフリーランスカメラマンとして活躍。スポーツ写真の「パイオニア」として知られている。写真を撮り始めてから40年、写真集「極限の形象」の刊行からも約30年が経過した今年、写真集と同タイトルの作品展の開催となった。
同展では40年にわたって撮り続けられた膨大な作品の中から、スポーツにおける「極限の形象」の魅力、「鍛え上げられた肉体とその動きがみせる力強さと美しさ」に焦点を当てたモノクロ作品約80点を展示する。選手の有名無名や競技の流行などにとらわれない、アスリート的直感とカメラマン的本能でとらえた「極限の瞬間」と「形象の美」が感じられる作品展になっている。会期中の10月13日には、水谷さんによる講演会も開催予定。
開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合は開館、翌火曜休館)。入館無料。10月28日まで。