神楽坂に鎮座して450年もの歴史がある赤城神社(新宿区赤城元町)の再建計画が徐々に明らかになってきた。
境内にカフェや料亭、幼稚園などの施設を併設し、人気テレビドラマのロケ地や企業のPRイベントなど参拝者以外にも多くの人が集う神楽坂の人気スポットのひとつにもなっていた同神社は、建物の老朽化などを理由に大規模な立て替え工事を決定。現在、境内の鳥居は撤去され、施設の解体工事が進行している。8月30日には仮社殿へ神体の遷座(せんざ)を執り行った。
今回明らかになったのは、建物の仕様や用途、竣工時期など。地上6階地下1階建てのRC造りで、用途は共同住宅と神社。設計・施工は熊谷組(津久戸町)が担当し、来年1月下旬に着工、2010年8月末の竣工を予定している。
建物内にはホールやギャラリーの設置も予定しており、イベントなどにも使用できる施設として神楽坂の文化発展の一端を担うという。