三重・伊勢の物産品などを販売する東京大神宮の公認セレクトショップ「ISEMISE(イセミセ)」(千代田区富士見2、TEL 03-6826-2447)が6月8日、同神宮近くにオープンした。
東京大神宮は1880(明治13)年、東京における伊勢神宮の遥拝殿として創建されて以来、「東京のお伊勢さま」と親しまれてきた。同店は物産品の販売に加え、店内に設置したデジタルサイネージで伊勢や東京大神宮の画像を映し出したり、伊勢の観光パンフレットなどを置いたりするなど、「伊勢との縁を結ぶ場所として、伊勢の魅力を発信する」ことを目的とする。
店舗面積は16坪。ブライトロード(三重県伊勢市)、コメダコマース(横浜市緑区)が経営し、同神宮が協賛する。伊勢で雑貨店などを展開するブライトロード社長の上紺屋(かみこんや)道明さんは「東京で店を構えるのは初めて。2022年、伊勢神宮の場所を定めた倭姫命(やまとひめのみこと)を祭る倭姫宮(やまとひめぐう)鎮座100周年を迎え、さらに2033年には式年遷宮も控えており、伊勢はお祝いモード。このようなタイミングで、東京に伊勢の魅力を伝える場所を設けられて大変感慨深い」と話す。
取扱商品は約250品目。伊勢うどん、伊勢の餅菓子、伊勢茶、のり、調味料など、幅広く伊勢の土産品をそろえる。食品以外にも、伊勢の工芸品や雑貨、アクセサリーなど「伊勢の匠の技が光る品も多く用意する」という。
上紺屋さんは「自宅用の食品からちょっとした手土産、伊勢志摩が世界に誇る真珠を使ったネックレスまで、幅広い商品をご覧いただける。東京大神宮の参拝がてら、ぜひ足を運んで伊勢の魅力を感じていただければ。四季折々の商品展開も予定しているので、いつ訪れても新しい発見のある店として、近隣の皆さんにも愛される店を目指す」と意気込む。
営業時間は10時~19時。