千代田区立四番町歴史民俗資料館(千代田区四番町)で7月14日より、今年度の企画展「あきないの空間」が開催されている。
千代田区立四番町歴史民俗資料館で開催中の企画展「あきないの空間」
同館は、江戸時代の遺跡から出土した資料や区民が使用していた生活用具などの民俗資料の保存・公開の場として1986年に開館。文化財保護に関する展示や講座、講演会なども開催している。
今回の企画展では、神田地区の商店街や商店に注目し、地理的条件や職種・客層などの地域的特質を「空間」としてとらえて紹介。区内の商店街や専門街の形成、創業1846年の老舗甘酒店「天野屋」(外神田)の地下6メートルの空間にひろがる「室(ムロ)」、戦前・戦後に所在した商店で使われていた包装紙などを写真や関連資料で紹介。1939年の洋服店「小田パンツ」の広告や、川端康成や三島由紀夫など著名作家のサインを施した書店の包装紙なども展示する。
開館時間は9時~20時(土曜・日曜・祝日は19時まで)。8月3日休館。入場無料。8月17日まで。
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