飯田橋の東京区政会館(千代田区飯田橋3)で8月21日、「特別区全国提携プロジェクト」による展示「『お茶の京都』を知る」が始まった。主催は特別区長会と公益財団法人特別区協議会。
「特別区全国提携プロジェクト」とは、全国各地域と産業、観光、文化、スポーツなどさまざまな分野での新たな連携を模索し、経済の活性化、まちの元気につなげる取り組み。東京を含む全国各地域が共に発展・成長し、共存共栄を図ることを目的に、特別区(東京23区)と全国の各地域が連携・交流事業を行う取り組みとして2014年に特別区長会が立ち上げた。
今回の展示には、昨年4月に連携協力に関する協定を締結した京都府市長会と京都府町村会が協力。東京で接することが少ない京都府山城地域(南部12市町村)について、宇治茶を介し、地域の歴史、電灯的な産業・文化などを発信することにより、京都の新たな魅力の発見を勧める。
会場となる1階エントランスホールでは、山城地域の観光資源やお茶に係る歴史的な史跡、宇治茶の歴史と文化などをパネルで紹介。各市町村のパンフレットの提供やPR動画の上映のほか、「宇治茶レディ」のパネルを設置したフォトスポットも設ける。
開催初日に行われたオープニングセレモニーには、西川太一郎特別区長会会長(荒川区長)をはじめ、堀口文昭京都府市長会副会長(八幡市長)らが出席。テープカットを行った。
関連イベントとして、24日・25日には、宇治茶や宇治茶の関連製品の産直販売を実施(11時~19時を予定)。25日には、宇治茶のおいしい入れ方や宇治茶の歴史などの基礎知識を習得することができる「宇治茶ムリエ講座」を開く。講座の開催時間は、第1回=14時~15時、第2回=16時~17時。定員は各回20人。参加無料。事前申し込みが必要で、申し込みはファクス(FAX 03-5210-9873)で受け付ける。
開催時間は9時~20時30分(土曜は17時まで)。日曜・祝日休館。9月29日まで。