神楽坂駅近くの住宅街に10月11日、器と野菜のセレクトショップ「E-to(イート)」(新宿区矢来町、TEL 03-6457-5009)がオープンした。
店名の由来はオーナー夫妻の苗字「江藤(Eto)」と食べることの「Eat(イート)」から。夫の秀利さんはグラフィックデザイナー、妻の智津子さんは食器の商品開発を長年手掛けていたが、「器は料理を盛りつけてこそ」という思いから器と野菜の店を始めた。
シンプルながらも味わいのある器や職人の手仕事による竹や木製の調理器具・土鍋などを扱い、自然素材を使った道具の効果も案内。野菜はなるべく農薬を使わず、おいしさと安心にこだわった商品を全国から集める。珍しい西洋野菜なども紹介し、「味や安全性だけでなく食の楽しさを届けたい」という。
10月14日からは弁当販売も始めた。野菜をメーンに肉か魚が入る日替わりメニューで、ごはんは玄米と五穀米のミックスか白米を選べる(700円)。今後は近隣の企業や神楽坂周辺へのデリバリーも検討している。
「神楽坂は食に対する意識の高い人が多いと感じていた。地元の方々に愛される、地域に根付いたお店になれば」と江藤さん。「実際に野菜料理を器に盛りつけた写真を使ったレシピカードなども作成し、器と野菜の出会いを演出できたら」とも。
営業時間は11時~19時。水曜定休。弁当販売は平日のみで売り切れ次第終了。弁当の献立はフェイスブックページで確認できる。