出版事業を手掛けるJTBパブリッシング(新宿区払方町)は5月16日、昨年1月から電子書籍で配信している「時刻表復刻版」シリーズの第3弾の配信を開始した。
今回電子書籍で復刻したのは、昨年11月から12月にかけて実施した「時刻表復刻総選挙」キャンペーンで一般から募った「復刻したい時刻表」の投票数が多かった上位4点。1位に輝いた、翌年4月に民営化を控えた国鉄最後のダイヤ改定が行われた時の「1986(昭和61)年11月号」、2位の青函トンネル開業時の時刻表で翌月に控えた瀬戸大橋線のダイヤも掲載された「1988(昭和63)年3月号」、3位の山陽新幹線が博多まで開業した「1975(昭和50)年3月号」と「ごおさんとう」の名称で知られる白紙改定が行われた「1978(昭和53)年10月号」を配信する。
各復刻版には全ページを完全収録し、当時の雰囲気も楽しめるように広告ページなども全て掲載する。
今回復刻した時刻表以外にも、大阪万博の時刻表や東北新幹線開業時の時刻表、「新婚旅行に使った時刻表で当時の旅程を巡りたい」「就職で上京した時の時刻表で当時の思いに浸りたい」といった思い出の詰まった投票も多かったという。
価格は各1,500円。購入は電子書店アプリケーション「BookGate」から。