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四ツ谷駅前地区の再開発進む 閉店、移転、仮店舗で営業継続も

再開発により建物の解体工事などが行われている四ツ谷駅前の様子

再開発により建物の解体工事などが行われている四ツ谷駅前の様子

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 独立行政法人都市再生機構(UR)による四ツ谷駅前の再開発地区で現在、建物の解体工事や埋蔵文化財の発掘調査などが進められている。

四谷駅前郵便局などは仮設店舗で営業を続けている

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 旧四谷第三小学校、財務省官舎跡地を有効活用し、防災性の向上や都市基盤の整備、都市機能の集積により、駅前の「にぎわい交流」拠点を形成する今回のプロジェクト。同地区内にあった病院や学校、共同住宅など27棟の建物はその多くがすでに解体されており、並行して行われている埋蔵文化財の発掘調査では、工区を東西に貫いていた区道の下に幕末から明治大正時代の道路と側溝が発掘された。

 再開発計画によって閉店や移転も相次いだ。サブウェイやドトール、カプリチョーザ、セブン―イレブン、日高屋、銀座コージーコーナーなどが閉店し、桜美林大学四谷キャンパスは千駄ヶ谷、ライブハウスmonoは池袋、平山胃腸クリニックは大京町へそれぞれ移転。四谷駅前郵便局と日米会話学院、デナリ、清水医院、平野法律事務所、典礼センターピエタは再開発区画北側の仮設店舗で営業を続けている。

 区域面積は約2.4ヘクタール。建築敷地面積は約1万8000平方メートル。建築物の延べ床面積は約14万平方メートル。地上31階、地下3階建てで、最高高さは約145メートルとなる。主要用途は事務所、店舗、共同住宅、教育、公益的施設、駐車場。四ツ谷駅前の新たな顔となる31階建ての業務タワー棟を敷地南東角に、北西角には防災機能を備えた約3000平方メートルの広場を配置。外堀通りに面した外堀棟と三栄通りに面した三栄棟にはにぎわいを形成する商業施設を整備するほか、文化国際交流拠点機能棟、教育棟を設ける。

 建築工事の着工は今年8月初旬、竣工は2019年10月下旬を予定している。

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