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神楽坂に創業95年のラグビー用品店「セプター」 野坂昭如さんサインボールも

神楽坂にオープンしたラグビー用具専門店「SCEPTRE(セプター)」

神楽坂にオープンしたラグビー用具専門店「SCEPTRE(セプター)」

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 神楽坂に4月1日、ラグビー用具専門店「SCEPTRE(セプター)」(新宿区矢来町、TEL 03-6265-0922)がオープンした。運営はラグビー・サッカー用品の製造・販売を行うセプター(新宿区)。

作家・野坂昭如さんのサイン入りボール

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 1921(大正10)年に台東区で球技用ボールやグローブの製造を行う「望月運動用品」として開業した同社。1947(昭和22)年に株式会社化し、1964(昭和39)年東京オリンピック開催の際には同社の製造するサッカーボールが公式球に認定された。

 その後、本社、ショップともに何度かの移転を繰り返しながら、2015年12月に神楽坂への本社移転に伴い、費用対効果など観点から、当時渋谷で営業していたショップとの一体化を決めたという。

 同社常務の高橋克文さんは「本社は倉庫も兼ねているので、より充実した商品を提供することができる。さらに男性社員のほとんどはラグビー経験者のため、商品の持つ魅力も深く密に伝えることができるのでは」と話す。

 店内にはラグビーボールをはじめ、ラグビージャージー(ラガーシャツ)、防具、スパイク、競技用アクセサリー類など、ラグビーの競技に必要な用具を一式そろえる。そのほかぬいぐるみやラグビージャージーを模したベビーウエアなども。

 近隣には出版社も多いことから、軒先のショーウインドーには昨年12月9日に亡くなった作家・野坂昭如さんのサイン入りボールも展示。野坂さんはラグビーファンであったことでも知られ、ボールにはサインとともに野坂さんが創設したラグビーチーム「アドリブクラブ」の文字も書かれている。

 現社長で5代目の望月鉄也さんは「セプターでしか扱うことができない質の良い本物の商品を届けることはもちろん、ラグビーの歴史や魅力を発信することも地域貢献と捉えている。社内に残る貴重な資料なども展示しつつ、ラグビーの経験者以外にも保護者やサポーター、興味を持った人などが気軽に足を運び、ラグビーの面白さや歴史に触れることができるような店づくりを行っていければ」と意気込む。

 営業時間は10時~18時30分。火曜定休。

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