防衛省(新宿区市谷本村町)は6月5日、市ケ谷地区にある同省関連施設を見学する「市ケ谷台ツアー」の開始から10周年を記念して休日に特別開催する。
普段入ることのできない省内を見学することができる同ツアーは、2000年6月1日より開催。近隣住民をはじめ観光客や修学旅行生、外国人の学生グループなど見学者の層は幅広く、平日のみの開催にもかかわらず昨年度末までに約25万人が訪れている。
見学コースは、1934(昭和9)年に陸軍士官学校の大講堂として建てられ極東国際軍事裁判(東京裁判)の法廷としても使用された「市ヶ谷記念館」や、売店やレストランがある「厚生棟」、映画などにも登場する航空機「UH-1」を展示した「屋外ヘリ展示場」など。
今回は10周年を記念し、通常実施していない自衛隊音楽隊によるミニコンサート(午前の部のみ)や駐屯地などのイベントでも人気が高いという自衛隊車両装備品の体験試乗も予定している。
見学時間は、午前の部=9時10分~12時、午後の部=13時30分~15時45分。定員は各100人。事前申し込みが必要で、受け付けは5月26日まで(定員になり次第終了)。