東京理科大、神楽坂校舎の再構築計画に遅れ-葛飾区進出も視野に

外堀沿いに位置する東京理科大学の神楽坂校舎

外堀沿いに位置する東京理科大学の神楽坂校舎

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 創立125周年記念事業として神楽坂校舎の再構築計画を進めてきた東京理科大学(新宿区神楽坂3)は10月30日、同計画の着工の遅れと現状について発表した。

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 同校が2001年から進める同事業では、神楽坂地区の狭い校地・校舎の改善を図るために校地の取得や施設の建設を実施。第1次事業計画の森戸記念館、第2次事業計画の化学系研究棟が完成する中、第3時事業計画である新2号館建設は2006年着工、2009年竣工予定だったが、建物の高さ制限や都市再開発制度の適用条件など新宿区との交渉に時間を要しており着工が大幅に遅れている。

 これを受けて同校は、着工までにさらに時間を要すると判断。取り壊し予定だった同地区の校舎を改修し利用を継続することを決定した。同校の広報担当者は「行政との調整を粘り強く続けていく」と説明し、新たな着工時期についても行政側と調整していくという。

 同校は今回、同事業と平行して検討してきた都内キャンパス用地の確保として、葛飾区が実施する大学誘致事業に応募したことも公表している。

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