
ダイニングバー「慈雨(じう)」(新宿区四谷3)が4月20日で1周年を迎えた。
店主の鈴木美香さんは料理好きが高じて、飲食店での経験を経て自身の店を持った。鈴木さんは「別業界にいたが、知人に料理を振る舞ったり、間借り店でランチ営業をしたりするなどして活動していた。予約も多く取れるようになり、『もしかしたら自分の店を持てるかも』と感じ、独立を決意した」と振り返る。店名は日照りが続いた後に降る雨を意味する言葉。
1周年を迎え、「私自身が来たいと思える店を作ることを目指してきた。1年はあっという間だったが、地域の方々を中心に、多くの方に支えられてここまで来られたことに感謝。これからも変わらず、長く続けていけるよう頑張りたい」と鈴木さん。
料理は、「イチゴの白あえ」「ブロッコリーフムス」などの野菜小皿(1種=350円、5種=1,500円)や、「季節野菜とベーコンのフリッタータ」(650円)、「エビトースト」(790円)など。和食をベースに、エスニックの要素を取り入れたメニューが多いという。「野菜を使った料理も種類多く用意する。食事から季節を感じてほしいという思いを込めるのと同時に、夜遅い時間に食べても罪悪感が少ないよう工夫している。時間を問わず、ほっとできる、皆さんの日常に寄り添うような店としてあり続けたい」とも。
アルコール類は、ワインを中心に取りそろえる。中でもジョージア産の自然派ワインに力を入れるという。「濃い琥珀(こはく)色のジョージアワインはエスニック料理によく合う。希少なラインアップを用意しているので、ぜひ試していただければ」とも。
営業時間は18時~24時。水曜・月2回火曜定休。