
カフェ「COMFORT STAND1(コンフォートスタンド ファースト)」(千代田区一番町、TEL 03-5357-1129)が半蔵門にオープンして、4月23日で3カ月がたつ。経営はビルメンテナンスを手がける三洋ビル管理(目黒区)。
同社がカフェ事業に乗り出したのは2020年。管理するビルに新たな価値を提供し、地域とのつながりを深めることを目的に始めた。現在は、汐留店、お茶の水店など都内5店舗のほか、博多にも1店舗を展開する。同店は初の大型店となり、店舗面積は約65坪、席数は60席。店名も一番町にちなんで「1(ファースト)」とすると同時に、「地域一番店として皆さんに親しんでほしい」という願いを込めた。
店内には、カウンター、テーブル、ソファなど多様な席を用意。通常営業のほか、貸し切りニーズにも対応する。執行役員の新戸武文さんは「『ビル周辺の皆さんに喜んでもらいたい』と汐留店から始まったカフェ事業は、当初5坪のコーヒースタンドだった。今回は大きな挑戦となるが、従来店の良さに加え『居心地の良い空間』という点からもお客さまに価値を提供したいと考えた」と話す。
ドリンクメニューは、静岡県内に3店舗を展開する「ETHICUS(エートス)」と、熊本県内に3店舗を構える「AND COFFEE ROASTERS(アンド・コーヒー・ロースターズ)」が焙煎(ばいせん)したスペシャルティコーヒーが中心。コーヒーの他にも、紅茶やハーブティー、季節の果物を使ったジュースなどもラインアップ。フードメニューは、「季節のスープと焼きたてパン(生ハムサラダ付き)」(1,320円)など、朝食や昼食の時間帯に対応するブランチプレートを中心に構成する。
その他、静岡県藤枝市の「山崎農園」の卵を使ったクラシックチーズケーキ(860円)や、オランダ発のクラフトチョコレートブランド「HEINDE & VERRE(ハインデ&ヴェレ)」のチョコレートを使ったタルト・オ・ショコラ(920円)など、「コーヒーとの相性を考えた」というスイーツも用意する。
新戸さんは「新たな取り組みとして、自社でコーヒーを焙煎したり、オリジナルのフードメニューを開発したりと、提供メニューの幅も増やした。皆さまに『また来たい』と思ってもらえるようなカフェを目指し、さまざまな面でさらなる進化を続けていきたい」と意気込む。
営業時間は8時~17時。土曜・日曜定休。