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「神楽坂まち飛びフェスタ」 地域や団体の垣根超えたコラボイベントの一日

神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会の藤野順子さん(左)と日置圭子さん(右)

神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会の藤野順子さん(左)と日置圭子さん(右)

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 神楽坂の恒例イベント「神楽坂まち飛びフェスタ」が10月15日から、毘沙門天善国寺を中心に神楽坂エリア一帯で開催される。10月16日には、さまざまな団体のコラボレーション企画が行われる。

「神楽坂まち飛びフェスタ」過去のイベントの様子

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 同フェスタ実行委員会の藤野順子さんは「まち飛びフェスタが始まって今年で24年目。今回の目玉として、神楽坂の飲食店のウエーターやウエートレスがグラス片手に競争する『ギャルソンレース』や、猫に仮装して練り歩く『化け猫フェスティバル』のほか、神楽坂と同じように地域文化振興に力を注ぐ富山県南砺(なんと)市とともに、地域や団体の垣根を越えたコラボレーション企画を初の試みとして行う」と話す。

 企画の一つである南砺市の伝統的な「こきりこ ささら踊り」では、民謡「こきりこ」の唄い手と囃子(はやし)、「ささら踊り」の踊り手が南砺市から訪れる。夜は、毘沙門天境内で「化け猫フェスティバル」の仮装者や、一般の来場者も参加する「ささら輪踊り」を行う。

 そのほか同日には、赤城神社での奉納演奏や、毘沙門天境内での無料着付け体験など多彩なイベントが開催される。

 翌週には、「化け猫フェスティバル」が南砺市で行われるイベント「にゃんとコスプレサイクリング」と連携。実行委員長の日置圭子さんは、神楽坂の活動に20年近く携わるが、同じように自らの地域を思う南砺市の人々の姿に共感したという。「まちづくりの原点は、長い時を経て受け継いできた文化や伝統を守り、次の世代に伝えていくこと。地道にまちづくり活動を進めてきた神楽坂は、今や全国的にも発信力が強い場所。次は同じ思いを持つほかの地域と一緒に、日本の貴重な文化や伝統を伝えていけたら。そんな夢を持っていた中、神楽坂と同じく大切に伝統文化を育み、伝承してきた南砺市の皆さんと出会うご縁があった。以前から少しずつ連携を進めていたが、今年のこの取り組みをきっかけに、さらに新しいフェーズに活動を進めていきたい」と力を込める。

 「神楽坂まち飛びフェスタ」は11月3日まで。

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