靖国神社（千代田区九段北3）で7月13日～16日、都心の夏の風物詩の一つとして親しまれている「第74回 みたままつり」が始まった。

　1947（昭和22）年より毎年行われてきたが、昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により実施を断念。今年は感染症対策を取りながら開催する。

　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、露店の出店、各種奉納行事は中止。神社へ直接参拝できない人や、参拝前の混雑状況を確認したい人に向けて、内苑参道の様子を公式ユーチューブチャンネルでライブ配信を行う。公式ホームページでも視聴可能。併せて、「みたままつりのいまむかし」「知ってる？知らない？みたままつりの裏舞台」など、みたままつりの紹介動画も配信。

　みたままつり限定頒布品は、ほおずきちょうちん（1,200円）、うちわカード（600円）など。オンラインでも購入可能。

　みたままつり期間限定で、平常は入ることができない本殿に最も近い神域である中庭でにて参拝することができる夜間中庭参拝（1,000円より、小学生以下無料）は17時～19時45分。中庭参拝した人先着5000人に、限定の参拝授与品「こすずまもり」を用意する。正式参拝（2,000円～）は9時～19時。特別展「靖国神社と刀剣」開催中の遊就館拝観は9時～19時30分（最終入館は19時）。終了時刻（神門の閉門、献灯の消灯）は各日20時を予定。

　同神社広報課では「今年のみたままつりは、御祭神を慰めすると共に、新型感染症終息の祈りも込めて斎行する。混雑を避けて参拝いただけるよう、7月18日まで閉門時間を延長し、20時までちょうちんを点灯する。夜間中庭参拝も実施する」と話す。