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信濃町に自動搬送式納骨堂「千日谷淨苑」 隈研吾さん初の「墓」デザイン

一行院 千日谷淨苑 開苑記念パネルトーク・内覧会に出席した(左から)一行院 八百谷匡夫住職、隈研吾さん、ヒューリック 吉留学社長、はせがわ 江崎徹社長

一行院 千日谷淨苑 開苑記念パネルトーク・内覧会に出席した(左から)一行院 八百谷匡夫住職、隈研吾さん、ヒューリック 吉留学社長、はせがわ 江崎徹社長

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 信濃町の一行院(新宿区南元町)で8月25日、「浄土宗一行院 開山400周年記念『千日谷淨苑』建立プロジェクト」の一環となる開苑記念パネルトーク・内覧会が開催された。

ロビー・受付

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 開山400周年の節目に「新たな神宮の杜のシンボルとなる寺院」を目指して始まった同プロジェクト。総合監修をヒューリック(中央区)、設計・施工を竹中工務店(大阪市)、販売代行をはせがわ、基本デザインを建築家・隈研吾さん率いる隈研吾建築都市設計事務所が担当する。「墓(自動搬送式納骨堂)」のデザインは隈研吾さんのキャリアで初となる。

 施設は地上1階・地下2階建て。1階に本堂とロビー・受付、地下1階に参拝ブースと小ホール、地下2階に参拝ブースと客殿を配置。参拝ブースは2フロアで12カ所、生花やお香を常備し、手ぶらで墓参りすることができる。

 パネルトークでは、はせがわの江崎徹社長が、墓を承継することが難しくなっている現状や生活者の墓に関する意識の変化を提示、これを受けてヒューリックの古留学社長が、不動産管理・開発の視点から、都心に住む高齢者のニーズについての考察と「千日谷淨苑」開苑の意義を語った。

 「お墓はデザインしたい建築物の一つだった」という隈研吾さん。明るく親しみやすいデザインにしたいと、屋根にはアルミの丸瓦を、壁や天井などには杉板や和紙などの自然素材を採用した。

 総区画数は4200基。永代使用料は90万円。年間護持費(管理費)は1万8,000円。9月1日販売開始。

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