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おもちゃの総合専門資格が30周年 四ツ谷・おもちゃ美術館で第59期開講

30周年を迎えた「おもちゃコンサルタント」の第59期養成講座がスタートした

30周年を迎えた「おもちゃコンサルタント」の第59期養成講座がスタートした

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 東京おもちゃ美術館(新宿区四谷4)を運営する認定NPO法人芸術と遊び創造協会(旧 日本グッド・トイ委員会)が1987(昭和62)年に第1期を開講した「おもちゃコンサルタント」養成講座が4月18日、第59期をスタートした。

ワークショップ形式の講座の様子

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 日本で唯一の「おもちゃの総合専門資格」である同資格は、おもちゃを見る確かな目を養い、おもちゃと人とをつなぐおもちゃの専門家。おもちゃの「生かし方」「遊び方」を身に付け、おもちゃの持つ力を広く活用することを目指す。

 これまでの資格認定者は全国に約6000人。おもちゃメーカーや販売店スタッフをはじめ、幼稚園教諭、保育士、介護職者、医師、看護師など、幅広い分野に携わる人たちが資格を取得。おもちゃ作家として国産の木を使ったおもちゃの製作、親子の遊びを支援する「おもちゃの広場」の開催、小児病棟へのプレイルーム開設など、それぞれのフィールドで活躍している。

 開講から30年で受講者の属性にも変化が表れている。同法人法人部部長の山田心さんは「開講から10年ほどは、おもちゃメーカーや百貨店の方が多く、その後、自分の子どものために受講する人が増え、受講目的が仕事からプライベートへと移行してきた。ここ最近は小児科医や作業療法士の方、定年退職後に地域に貢献したいという思いで受講する人もいらっしゃる」と説明する。

 この日始まった第59期(通学コース)の受講者は、東京近郊だけでなく山梨、宮城からも参加する老若男女50人。講義からワークショップまで全14回のカリキュラム終了後、認定書が授与される。

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