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怖カワイイ?-名物「ペコちゃん焼」、45年目の挑戦は全10種提供

定番メニュー「小倉あん」(125円)とリッチ系メニュー「バナナミルククリーム」(140円)

定番メニュー「小倉あん」(125円)とリッチ系メニュー「バナナミルククリーム」(140円)

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 神楽坂で今年45周年を迎える名物「ペコちゃん焼」を販売する「不二家 飯田橋神楽坂店」(新宿区神楽坂1、TEL 03-3269-1526)は11月28日、ペコちゃん焼に洋菓子テイストの「リッチ」系ラインアップを2品追加し、全10種での提供を始めた。

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 「大判焼き屋やたい焼き屋は数あるけれど、洋菓子店がやっているこのようなお菓子は他店ではあまり見られない。新味開発の際、洋菓子店だからできることは何だろうと考え、たどり着いた答えが、原点である洋菓子だった」と話すのは、同店3代目店長の平松さん。

 同店は2年前、定番メニューや季節、月替わりメニュー全6種に、「野菜カレー」や「ボロネーゼ」など総菜系の日替わりラインアップを2種追加。ラインアップを増やしたことにより、当初生産効率の低下が懸念されたが、スタッフの技術の習熟により大きく落ち込むことはなかった。

 そこでペコちゃん焼45周年を迎える今年、総菜の中でも一番人気の「ピロシキ」をレギュラーメニュー化。日替わりの総菜を1種とし、「フレーズ・フロマージュ」「カフェモカ」「バナナミルククリーム」などの洋菓子テイストの数量限定日替わりメニューをさらに2種追加した。

 平松さんは今回ラインアップを追加した経緯を「お客さまに喜んでもらうために、どこまで種類を増やせるかチャレンジしたかった」と話す。

 一部では「かわいい」「見た目が怖い」「怖カワイイ」など議論を呼んでいるペコちゃん焼。その形は45年間同じままで、発売当初と唯一変わった点は、後頭部に小さく「神楽坂」の文字が入ったことだという。

 「先日、数十年ぶりに来店された女性が『当時、買いに来るのは子どものためだったが、今では孫のため』と話されたのを聞いて、継続することで、3代にわたって利用していただくこともできるのだとあらためて感じた。これからも、新味を随時提供しながら継続していくことで、地域の人に愛されるような店づくりができれば」と平松さん。

 営業時間は10時~21時(金曜は22時まで、土曜・日曜・祝日は20時まで)。

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