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今後取り扱うビールは?-老舗料亭「なだ万」、アサヒビールの傘下に

「なだ万本店 山茶花荘」の外観

「なだ万本店 山茶花荘」の外観

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 四谷に本社事務所を構える日本料理のなだ万(新宿区四谷4)が11月14日、アサヒビール(墨田区)による株式取得に合意した。12月にアサヒビールがなだ万の株式の過半数にあたる51.1%を取得する。買収額は明らかになっていない。

「紀尾井 なだ万」の店内

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 なだ万は1830(天保元)年創業の日本料理を代表する老舗。国内27店舗、香港やシンガポールをはじめ海外7店舗の日本料理店を経営。また、全国の百貨店などで総菜や弁当を販売するなだ万厨房を37店展開している。

 2014年4月期の売上高は約150億円、従業員数は約1300人。業績は堅調だが、アサヒビールの傘下に入ることで事業基盤をより安定させ、さらなるブランド力の強化を狙う。

 「大手メーカーとの協力関係を通じ、企業価値のさらなる向上を目指したい。国内外ともに事業の拡大を図る狙いがある」と同社広報担当。「和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことも意識していないと言えばうそになる。老舗として和食文化をリードしていければ」とも。

 現在同社で扱うビールの9割はアサヒだが、「今後もお客さまのニーズに合わせ、ほかのビールメーカーも変わらず取り扱っていく」という。

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