「人の身体の仕組みと動き」に関わる教育コンテンツやサービスの提供などを手掛けるラウンドフラット（新宿区市谷仲之町）は12月24日、「筋肉かるた」を発売する。

絵札と読み札

　同社は今年7月、筋肉について広く関心を持ってもらいたいとの思いから「筋肉総選挙2013」を開催。約1000票が集まった投票で選抜45筋を決定し、総選挙後に行われた「筋肉かるた国会」での読み札の選考を経て、今回の商品化にこぎ着けた。

　掲載された筋肉は、咬筋、ヒラメ筋、笑筋、大胸筋、三角筋、腸腰筋、上腕二頭筋、オトガイ舌骨筋、鎖骨下筋、腹直筋など。読み札には「短距離走 早さの秘訣（ひけつ） 腸腰筋」「海で釣るのは魚のヒラメ 陸でつるのはヒラメ筋」など各筋肉の特徴をテンポのよいリズムで表した一般公募で選ばれた句を、絵札には表面に筋肉のCGイラスト、裏面に筋肉の基本情報や筋肉の小ネタ「筋のつぶやき」を記載した。

　同商品の楽しみ方として、同社は「お正月に家族で一家団らん」「解剖学などを勉強している学生同士が勉強の合間に」「トレーニングやフィットネス指導者が現場で」などを挙げ、学校現場で教育用途として使用されることにも期待を寄せる。

　価格は1,890円。予約は同社ウェブサイトとアマゾンで受け付けており、発売後は販路拡大予定。発売日前日までの申し込みで1,500円に割り引く。

　同社は来春、「筋肉検定」の実施を予定。機能解剖学や筋の生理学を履修している学生、トレーニング、フィットネス指導者らをメーンターゲットに、筋肉に関するさまざまな筋肉知識を判定し、「筋肉技能士」として認定する制度を検討しているという。