9月1日の「防災の日」を前に、千代田区飯田橋にあるアイガーデンエアで8月23日、主要8事業所による防災訓練（防災イベント2013）が行われた。

はしご車から見た訓練の様子

　大和ハウス工業、ホテルメトロポリタンエドモント、KDDI、大塚商会、日建設計、日立マクセル、三井不動産飯田橋オフィス、JR貨物の8つの事業所が集まるアイガーデンエア地区。2004年に締結した災害活動に関する相互応援協定に基づき、2006年より毎年、防災週間を前に訓練を行っている。

　8回目となる今回行われた訓練は、従来の発災型地震対策訓練に加え、シェイクアウト訓練、帰宅困難者対応訓練など。千代田区が2年前から推進しているシェイクアウト訓練では、大規模な地震が発生したことを想定し、訓練会場に集まった参加者全員が屋外での訓練を、各事業所内でも可能な範囲で同訓練を同時刻に実施。会場と事業所合わせて3050人が訓練に参加した。

　会場内には起震車やはしご車なども配置し、地震体験やはしご車体験、消火器を使った地震火災消火訓練、応急救護訓練などの体験型訓練を実施したほか、非常食の試食や防災用品の展示、警視庁爆弾処理班による活動展示なども行った。

　飯田橋駅周辺では「防災の日」当日、西口地区の再開発事業街区「飯田橋サクラパーク」を会場とした「飯田橋防災体験EXPO」が開催予定。防災訓練やはしご車、起震車体験などのほか、東北のご当地グルメが食べられる「みちのく炊き出し屋台」も出店を予定している。