暮らす・働く

四谷駅前地区再開発事業-住民らへ環境影響評価書案を説明

四谷駅前地区市街地再開発事業(仮称)イメージ図

四谷駅前地区市街地再開発事業(仮称)イメージ図

  • 0

  •  

 都市再生機構(以下UR)東日本都市再生本部四谷駅前再開発事務所は5月26日・27日、近隣住民らに向けた四谷駅前地区市街地再開発事業(仮称)の環境影響評価書案の説明会を開いた。

[広告]

 計画地は新宿区四谷一丁目および本塩町。旧四谷第三小学校や財務省公務員宿舎跡地を活用した「国公有地跡地の土地利用転換と有効高度利用、四ツ谷駅前の玄関口としてふさわしい高い立地ポテンシャルを生かした複合開発」、外堀公園や赤坂御用地など「緑豊かな周辺環境と調和した広場や歩行者空間などの創出」を目的に、再開発事業の検討を進めている。

 敷地面積は約1万8000平方メートル。建築面積は約1万200平方メートル。延べ床面積は約14万平方メートル。地上31階、地下3階建てで、最高高さは約145メートルとなる。四ツ谷駅前の新たな顔となる31階建ての業務棟を敷地南東角に、北西角には防災機能を備えた約3000平方メートルの広場を配置。外堀通りに面した外堀棟と三栄通りに面した三栄棟にはにぎわいを形成する商業施設を整備するほか、文化国際交流棟、教育棟を設ける。2014年度中に埋蔵文化財調査をスタートし、2019年度の完成を目指す。

 URは4月17日、「東京都環境影響評価条例」に基づき、東京都知事に環境影響評価書案を提出し、5月7日に公示。旧四谷第三小学校体育館で行われた説明会では、大気汚染や騒音・振動、土壌汚染、地盤、日影、景観、廃棄物、温室効果ガスなど13の項目について評価の結論の概要を説明した。2日間で延べ約80人が参加し、質疑応答では、再開発に至った経緯や景観、水質への影響など、さまざまな質問や意見が挙がった。

 環境影響評価書案の縦覧・閲覧は6月5日までで、縦覧・閲覧場所は東京都環境局都市地球環境部環境都市づくり課や新宿区四谷特別出張所、千代田区麹町出張所など。意見書の提出は6月20日まで受け付ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース