神楽坂通りを中心とした一帯で7月25日、神楽坂の夏の風物詩「神楽坂まつり」が始まった。主催は神楽坂通り商店会、神楽坂商店街振興組合、本多横丁商店会、神楽坂仲通り商店会。
今年で41回目を迎える「神楽坂まつり」では、前半(25日・26日)に「ほおずき市」、後半(27日・28日)に「阿波(あわ)踊り大会」を開催。昨年に引き続き「がんばろう!日本」をテーマに掲げ、開催期間中の募金活動やホオズキ鉢の売り上げの一部寄付、被災地関係業者への屋台出店スペースの無償提供などチャリティー企画も盛り込んでいる。
「ほおずき市」のメーン会場となる毘沙門天善國寺周辺では、ホオズキの販売や子ども縁日のほか、境内での演歌歌手・松永ひとみさん、小金沢昇司さんのステージ、浴衣の着付けサービスなどを展開。門前には近隣飲食店や専門店約48店舗による屋台がずらりと並ぶ。
祭りの後半には、毎年沿道があふれるほどの見物客でにぎわう「阿波踊り大会」を開催。神楽坂下から坂上へ、赤城神社前から坂下へ向かって同時に踊り始める阿波踊りには、この日に向けて練習を重ねてきた地元「かぐら連」をはじめとする33団体が参加。両日、約20団体が神楽坂通りに繰り出し、祭りのクライマックスを盛り上げる。最終日の夕方からは地元の小学生や幼稚園・保育園児らによる「子ども阿波踊り大会」も行われる。
初日のこの日、毘沙門天善國寺周辺の沿道はホオズキを買い求める人や屋台の味を楽しむ人でにぎわいを見せている。
開催時間は、ほおずき市=17時30分~22時、阿波踊り大会=19時~21時(子ども阿波踊り大会は28日18時~19時)。