NPO法人「日本グッド・トイ委員会」(新宿区四谷4)は6月9日、同NPOが運営する東京おもちゃ美術館(同、TEL 03-5367-9601)で「グッド・トイ2012」の発表と選定証授与式を行った。
「グッド・トイ」選考制度は、市販のおもちゃの中から優良なおもちゃ選びの指針となることを目指し1985(昭和60)年にスタート。選定基準となる3つの方針と6つのポイントを軸に、選考運営委員とグッド・トイ選考委員が選定を行う。
今回の選考対象玩具は、全国の「おもちゃコンサルタント」が推薦するおもちゃと、メーカーやおもちゃ作家などの作り手からの自薦おもちゃを合わせた112点。イオンモール岩手や同館での一般投票会、おもちゃコンサルタント200人による3度の選考会など約半年に及ぶ選考の結果、21点の「グッド・トイ」を選定した。
今回新たに選定されたうちの1点「どうぶつしょうぎ 特選」は林野庁長官賞を受賞。棋士の北尾まどかさんが考案した「どうぶつしょうぎ」は、盤面3×4の計12マス、駒8枚で繰り広げるシンプルな将棋ゲームで、受賞作品は15万部以上を販売したヒット商品の国産木材版。同賞は「国産材で作られている」「木材の良さを生かしている」の2つを満たすことが条件となっている。
選定した玩具は同館で常設展示を行う。開館時間は10時~16時。木曜休館。入館料は子ども=500円(2歳以下は無料)、大人=700円(中学生以上)。