神楽坂通りから1本入った裏路地に12月1日、アコースティックライブホール「TheGLEE(ザグリー)」(新宿区神楽坂3、TEL 03-5261-3123)がオープンする。
「若い音楽家のバックアップ」をコンセプトにした同ホールでは、ジャンルを問わず有望な若手音楽家やミュージシャンに日頃磨いた技能を発揮・表現できる「場」を提供。学生を対象とした「神楽坂音楽祭」の開催やユーストリームの配信など、さまざまな企画と設備で若手音楽家をサポートする。
レコーディングスタジオと同レベルのデシベル数を誇るホール内には、高画質フルハイビジョンカメラ3台を配置。録音・録画にも対応可能な音響システムや映像システムを完備するほか、ステージ上に配置した180インチのプロジェクタースクリーンを使った映像と音楽を融合させた演出も可能。収容人数はテーブル形式で68席、コンサート形式で84席。
「神楽坂音楽祭」は高校生、大学生、音大生が対象。アコースティックであればジャンルは問わず、毎月行う予選会の通過者のみ本選に出場し、観客の前でパフォーマンスを披露できる。
若手音楽家だけでなく、佐渡裕さんや山下洋輔さん、猪俣猛さんら著名な音楽家のステージも用意。ワインやシャンパン、ビザなどアルコール類や軽食も提供する。「若い世代にも月に一度のぜいたくと思って足を運んでいただきたい」と会長の木下俊彦さん。「神楽坂は文化度の高い場所。高い文化度を互いに共有していけたら」と話す。